芸能人・スポーツ選手等の確定申告コラム

確定申告においてスポーツ選手のジム代は必要経費になるのか?

野球選手、サッカー選手、ゴルファー等の皆さんが、スポーツジムに行った際の費用や各種施設を利用した際の費用は確定申告において必要経費になるのでしょうか?

一般の方々がスポーツジムに通って健康管理をしたいという場合、当然のことながら生活の費用ということとなり、ジム代は確定申告において必要経費とすることはできません。個人事業主については原則として福利厚生費というものは認められないというのが国税局の方針のように感じますので、社会通念上通用する範囲としてあまり多くの金額を必要経費として処理することは現実的ではありません。したがって、個人事業主としては通常は、福利厚生費になるかならないかという議論となり、グレーゾーンであるように思えます。

ところが、プロのスポーツ選手の方々にとってトーニングはプロ選手としての事業を行う上で不可欠です。したがってジム代は原則として確定申告において必要経費になります。必要経費とは売上を獲得するために必要な経費です。したがって、トレーニングを行うことで自らのスポーツ選手としての能力が高まり、それにより収入を増やすことができるならば、その費用は確定申告上必要経費となることでしょう。したがって、プロのスポーツ選手の方々にとっては、「福利厚生費」という勘定科目ではなく、例えば「トレーニング費」という勘定科目で、堂々と経費計上することとなります(もちろん合理的な説明がつくものに限りますが)。

自宅の一室をトレーニングに利用している場合などもあろうかと思います。その場合には床面積で按分した割合あるいは部屋数で按分した割合などにより、自宅家賃の一部を必要経費とすることも可能でしょう。例えば、家賃40万円の80㎡のマンションのうち、20㎡を事務所兼&トレーニングルームとして利用している場合、4分の1の10万円を確定申告において必要経費に計上するというのは合理性がある説明となります。

では、収入増加につながらないトレーニングについてはどうでしょうか?例えば極端な例ですが「プロ野球選手がサッカーをしていた場合のサッカーコートの利用料」について考えた場合、100%トレーニングだということは難しいかもしれません。

確定申告における必要経費という概念は非常にあいまいなものです。国税庁のホームページにて、No.2210 やさしい必要経費の知識というタックスアンサーがありますが、そこでは必要経費に算入できる金額について、
(1) 総収入金額に対応する売上原価その他その総収入金額を得るために直接要した費用の額
(2) その年に生じた販売費、一般管理費その他業務上の費用の額
とだけ記載されております。必要経費になるかならないか、これは本当に難しいものであります。

トレーニング代を確定申告において必要経費として計上する際には、必ず合理的で説明可能な理由を準備しておく必要があるでしょう。ぜひお困りの際はお気軽にご相談下さい。ご自身でご自身のことを客観的に説明することはとても難しいと思います。是非、弊社の経験豊富な税理士がお手伝いをさせていただければ光栄です。

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